交通事故案件における弁護士と行政書士の権限の違い
1 権限の違いについて
弁護士は、交通事故における損害賠償請求、後遺障害の申請等を含め、いわゆる法律業務の全般について代理人になることができます。
一方、行政書士は、法律の解釈に争いがありますが、少なくとも紛争性がある案件(当事者間で何らかの争いのある案件)については関与することができません。
2 交通事故における違い
交通事故との関係では、以下のとおりの違いがあります。
- <弁護士>
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後遺障害申請、示談交渉、裁判等のすべての手続きに関与できる。
- <行政書士>
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法律の解釈に争いがあるものの、後遺障害申請について紛争性のない部分についての書面作成のみができ、後遺障害の結果に対する異議申立て、示談交渉、裁判等には関与できないと考えられます。
行政書士に依頼する際には、このような違いについての説明などをしっかり受けてから、依頼することが大切です。