『交通事故』の被害相談 by 弁護士法人心 名古屋法律事務所

交通事故被害相談@名古屋

交通事故について弁護士に依頼すると必ず裁判になるのですか?

  • 文責:弁護士 上田佳孝
  • 最終更新日:2022年1月13日

1 弁護士に依頼しても裁判にならないことが多い

交通事故の被害者の方の中には、保険会社との対応を弁護士に任せたい・賠償金の交渉を依頼したいなどとお考えの方が多いです。

しかし、中には「弁護士に依頼すると裁判になってしまうのではないか?」と疑問を持たれて、依頼をためらう方がいらっしゃいます。

この点、弁護士に依頼するからといって必ず裁判になるわけではありません。

むしろ、示談によって解決されることの方が多いです。

実際、当法人でも多くの交通事故被害者の方からご依頼を承りますが、その多くは示談によって解決しておりますのでご安心ください。

2 交通事故について弁護士に依頼するメリット

⑴ 保険会社とのやり取りを任せられる

交通事故の被害者の方の中には「保険会社からの圧力によって、治療に専念できない」「保険会社の担当者と話をするのが負担」「交通事故の知識が無いことから、保険会社の指示に従うと不利になってしまうのではないかと不安に思っている」など、様々な理由から弁護士に依頼したいと考える方がいらっしゃいます。

弁護士にご依頼いただくと、保険会社からの連絡を遮断することができ、交渉は弁護士が行うことから保険会社と連絡する必要は無くなります。

そのため、安心して治療に専念することができます。

⑵ 賠償金の増額が見込める

交通事故における損害賠償金の額については、大きく分けて3つの基準があります。

1つ目は、自賠責基準といって、自賠責保険金の支払い基準として定められている基準です。

自賠責保険は、被害者の方の最低限の補償を図るためのものですので、この基準に基づく支払いは、多くの場合最低限度のものになります。

2つ目は、任意保険基準といって、保険会社が独自に決めている基準です。

保険会社は、保険金の支払額が高くなればなるほど自社の利益が減っていくので、自ら進んで高い支払額を定めることは考えにくく、任意保険基準に基づく支払いも低額であるのが通常です。

3つ目は、弁護士・裁判所基準といって、これまでに裁判所が多くのケースについて行ってきた判断を基準化したもので、自賠責基準や任意保険基準よりも通常高額です。

被害者の方ご本人が交渉をする場合には、保険会社から1つ目ないし2つ目の基準による低い支払額を提示されることが多いのですが、弁護士が入って交渉すれば、訴訟をしなくても、3つ目の基準で示談できることが少なくありません。

このように、弁護士に依頼することで賠償金の増額が見込めます。

3 ぜひ一度弁護士にご相談ください

依頼者の方が望まない場合に弁護士が訴訟をするということはないので、訴訟まではしたくないという方であっても、ぜひ一度弁護士にご相談いただければと思います。

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