『交通事故』の被害相談 by 弁護士法人心 名古屋法律事務所

交通事故被害相談@名古屋

過失がある場合の過失割合弁護士費用特約の算定方法

  • 文責:弁護士 上田佳孝
  • 最終更新日:2020年8月6日

1 過失がある場合は弁護士に相談することをお勧めします

過失割合は受け取ることのできる損害賠償額を大きく増減させるため,示談の際は十分に注意する必要があります。

ただ,過失割合の交渉や裁判では,過去の裁判例の蓄積や類似事案との比較,個別具体的な事案に応じた事情の考慮をする必要がありますので,交通事故に詳しい弁護士に相談することをお勧めします。

2 過失割合がある場合でも弁護士費用特約は利用できます

なかには,ご自身が無過失でなければ,弁護士費用特約を利用できないのではないかと勘違いされておられる方もいらっしゃるようですが,過失割合がある場合でも,弁護士費用特約は利用できますので,ご安心ください。

3 保険会社ごとに異なる弁護士費用特約の取り扱い

弁護士費用特約では,法律相談料10万円,弁護士への着手金・成功報酬・実費を含めて300万円までを負担する保険会社が多いようです。

ただ,保険会社ごとの約款によって異なります。

なかには,正確性に欠ける説明をする保険会社もあるようですので,注意が必要です。

ご自身の交通事故が弁護士費用特約の対象となるのか,いくらまで対象となるのかなど,不安に思われた方は,交通事故に詳しい弁護士に相談することをおすすめします。

4 交通事故のご相談は詳しい弁護士に依頼されることをお勧めします

交通事故の相談を行う専門家として,最近では行政書士や司法書士の先生方も相談を行っているようです。

ただ,行政書士や司法書士は代理人として保険会社と交渉を行うことはできませんし,基本的に訴訟を行うこともできません(例外もあります)。

適正な過失割合を勝ち取るためには,過去の裁判例の精査や保険会社との交渉経験が不可欠な要素となりますので,交通事故のご相談は,交通事故に詳しい弁護士に依頼されることをお勧めします。

弁護士法人心 名古屋法律事務所は,名古屋にお住いの方はもちろん,電話相談も承りますので,全国のどこからでもご相談いただけます。

弁護士紹介へ

スタッフ紹介へ

お問合せ・アクセス・地図へ

お問合せ・アクセス・地図へ

費用が負担される場合があります

当法人に交通事故の案件をご相談いただく場合,弁護士費用特約が加入している保険についていれば,それをご利用いただけます。

この特約をご利用いただくと,当法人での相談でかかった費用の全部または一部を保険会社に負担してもらうことができます。

過失割合を提示されている方の中には「今回の交通事故は自分にも過失があるようだから,これは使えないのだろう」と思う方もいらっしゃるようですが,特約を利用するにあたって無過失である必要はありませんので,その点を心配される必要はないかと思います。

とはいえ,本当に使えるかどうか,使えるとしてどこまで負担してもらえるか,今回の交通事故案件はそれでまかなえるかどうかなど,気になることは多いかと思います。

当法人にご相談の際に特約がついている旨をお伝えいただければ,使えるかどうかということや,いくらまで負担してもらえるかということもお調べいたしますので,まずは一度ご自分の保険をご確認いただければと思います。

当ページをご覧になっている方は名古屋の方が多いかと思いますが,当法人は,名古屋には3か所の事務所があります。

過失がある場合の過失割合と弁護士費用特約の算定方法

交通事故の損害賠償請求において,過失割合は賠償金額に大きくかかわっています。

損害額の合計に対する過失割合分の金額が,損害額の合計から差し引かれた金額が,最終的に支払われる賠償金となります。

つまり,自分の過失割合が大きくなればなるほど,支払われる賠償金は少なくなってしまうのです。

交通事故の過失割合は,事故態様によって算定されます。

たとえば後続車に追突された事故であれば,「自身:相手方=0:10」となりますが,相手が一時停止を無視して交差点に進入し,出会い頭に衝突した事故であれば,「自身:相手方=2:8」となります。

ただし,減速の有無等の修正事項があるため,細かい状況によっては過失割合が変わってくることもあります。

保険会社が提示した過失割合が適当なのかどうか,判断することは難しいです。

過失割合に疑問や不満があるのでしたら,弁護士に相談・依頼するのもひとつの手段です。

自身の任意保険に弁護士費用特約が付いていれば,弁護士費用を保険会社負担してくれるため,弁護士費用を不安に思う必要はありません。

仮に,自身にも過失がある事故の場合でも,弁護士費用特約を利用することができます。

ただ,一言に弁護士費用特約と言っても,契約内容や保険会社によって,適用範囲や保険会社が負担する弁護士費用の上限金額が異なります。

自身の契約ではどのような事故の場合に,どのくらいの弁護士費用を負担してもらえるのかといった詳細を知るには,保険会社の約款を確認する必要があります。

自身で保険会社に問い合わせて確認してもいいのですが,弁護士から保険会社に問い合わせて確認した方が,正確な情報を得られることもあります。

交通事故の過失割合に疑問があるようでしたら,弁護士法人心 名古屋法律事務所へご相談ください。

お問合せ・アクセス・地図へ